足形から見えるものⅢ

ここに二人の足形が有ります。
左は、今回のソチオリンピックに出場したSPスケートの選手の物、
右は、教師(実習などでトレーニングの時間が作れないので)になるのを諦めて次の平昌オリンピック出場を目標にしている現役大学生選手のものです。

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左の足形の選手は4年間私のインソールを使用し続けていますので、年々改善された足形になってきています。
右の足形の選手は、大学3年生なので私のインソールを使用して2年間が経過し、1年生のときとは比べ物にならない位変化があります。

しかし、両選手とも左足に比較すると右足に難点があります。
同じような欠点なのですが、足部の運動機能が全く逆なのでスケーティングへの影響は異なって来ます。

このような欠点を足形から判断してインソールの製作を行います。
特にバランス系のスポーツに関しては、足部の状態から来る運動への影響は見逃せません。なぜならば、スキーブーツやスケート靴のような道具を使うスポーツは、足部を少なからず固定化するからです。

スケート靴は、足形からカーボン繊維を焼いて製作します。素足状態に近い足形で製作しますので、スペースが限られています。なので0.何ミリ単位の補正しか出来ませんが、やるやら無いでは大きな違い(タイム)が出てきます。
そして、足部の運動改善を足裏で行ったら、足部の運動が出来るスペースを作ることも重要です。ある選手の場合は、レントゲン写真を撮り検討したこともありました。

同じように、スキーブーツでも行う必要性はあります。しかし、スケート靴のように極端に細かい作業ではありません。なぜならば、スケート靴の刃の幅は1.5mm、スキーの幅は狭くても66mm位はありますので、少しルーズに考えても良いのです。

足形の見方など、専門的なことは書きませんが、このように細かなデーターのもとでインソールは製作しています。本人の生の足裏で作るインソールとは大きな違いがあります。

カスタムインソールとは、このような機能的なインソールだと思います。