スキーブーツの調整のいろいろ・・・。

スキーブーツは調整(カント、前傾角など)することが出来ますが、
皆さんは、この調整を正しく行われていますか?
ほとんどの方は、買ったそのままの状態で使用されているのではないでしょうか。

これらの調整はスキーを履く前に調整して、
スキーを行なった後、再度微調整を行うのが一般的ですが、
ほとんどの方は、買ったままの状態で「こんなものか?」で使用されていると思います。

正直行って、やり方は知っていても、自分にあった調整はスキーの上級者でも指導者でも出来ない人がほとんどです。
当然、ショプで質問しても明確な答えは返ってきませんし、メーカーの担当者ですら理解している人は皆無なのです。

このような状況なのにどうしてこんな厄介なものが付いているのでしょうか?
それは、「ヒトの骨格」は当然人によって異なり、その人の左足、右足でも異なります。
要するに、そのための調整機能なのです。

しかし、この調整機能はスキーブーツの性格上簡単な構造になっています。
カントは医学的に言うと前額面(立っている人を頭から足に向けて横方向に切った断面方向)の調整であり、前傾角は矢状面(立っている人を頭から足に向けて前後方向に切った断面方向)の調整です。
このカントと前傾角は密接な関係を持っており、両方同時に調整する必要があるのです。(カントをオーバー(外側)にすると、前傾角は前側に強くしなければならないのす。)
足部、下肢、下腿の機能解剖学ではそうなっている、要するにヒトの身体はそうなっているのです。

このように書くと、ほとんどの方は万歳(参った)ですね。

そうなんです。奥が深すぎてメーカーの技術者ですら???でしょうね。
だから、昔から変わらず同じように付いているのですね。(何十年も変わっていません。)

ついでにもう少し難しい話を続けますね。

歩くとき、一歩出た足のつま先は進行方向(若干外側、歩角)を向いています。
このメカニズムは、股関節>大腿骨頚部(前額面に30°)>大腿骨骨幹部内旋(−30°)>膝>大腿骨に対して+5°外旋>脛骨の捻転によって+25°となり、下肢全体(−30°+25°+5°=0°)となります。
骨盤が30°回旋すると、足の軸は直接前方、つまり進行方向を向くようになる。これが、最適な「歩行の展開」を可能にしているのです。

これがカント、前傾角にも影響を与えているのです。(股関節の状態の影響

※この問題は本当に長年の課題でしたが、ようやく解決することが出来るようになりました。

このように、ヒトの身体を単純な前額面と矢状面の調整だけでは完全に解決することは出来ませんが、調整することにより改善させることは可能です。
折角の調整機能なので、きちんと調整して使用しましょう。

でんくらふとでは、
ご購入いただいたブーツは、基本的な調整は無料で行なっております。
長年の課題であったことの対応は、ブーツとブーツチューンをセットにしてご購入の方には無料で行なっております。