2nd door by dencraftの新設

新たに「2nd door by dencraft」を設けました。

業務体系を「でんくらふと」と「2nd door by dencraft」とに分けることにしました。

「でんくらふと」は今まで通りのNEDインソールの作成業務(病院及び一般の方)、ブーツチューン(フルチューン)業務、そして3Dトレーニング&ウォーキング教室などのワークショップ業務を行います。

2nd door by dencraft」は多くの方々に楽しく、安心、安全にスキーを行って頂けるように日本人に合ったセッティングを施したブーツを販売することを業務とします。

2nd door by dencraftのブーツセッティングとは

多くの方にセッティングとはどのようなことですか?とご質問を頂きます。
私は「日本人の足部の遊びを無くす作業です。」とお答えしております。
足部の遊びをブーツ内で無くすことを多くの方は、ブーツ内の足部の周りに詰め物(ウレタンフォームなど)して遊びを無くすことだと思われがちですが、そうでは無いのです。「足部の遊び」とは「足部の関節の遊び」です。

欧米人と日本人では足部の関節の遊びは異なります。生活習慣の違いで日本人は欧米人より遊びの多い民族です。例えば日本人は和式トイレでしゃがんで用を足すことは出来ますが欧米人の大多数の方は無理です。これは日本人の関節が柔軟であるからではなく遊びが多いからなのです。

殆ど(国内外問わず)のスキーブーツのセッティングは欧米人向きで設定されています。これもどうしてなのかと思われますよね。日本製は日本人向きなのでは?と思われる方もお見えになるのではないでしょうか。(仮に日本人向きに設計したら?スキーに不向きなブーツになってしまいます。これについてはまたの機会に書きます。)

スキーブーツの設計を行うときに何を基準に行なっているのか?実はここにも大きな問題を抱えているのです。

スキーブーツの設計はヒトの機能解剖学や運動学が基準になっておりますが、この医科学は西洋医学を基盤としており民族学や文化人類学は皆無です。要するに単一民族のことは考えていないのです。
北米の足病医が平均的な日本人の足を診たとき「病的」だと診断するそうです。なぜなら彼らの足病学は欧米人を基準としたものであり、彼らの目には足部の関節の遊びは足部の機能不全として見えるのです。

日本人と欧米人は普通に立つことすら異なったもの(機能解剖学的に)になっています。足関節(足首)でみると日本人は背屈位(足首を曲げる)で立ち、欧米人は底屈位(つま先を伸ばす)で立っているのです。この立つ行為の足首の機能が異なるということは、スキーブーツを履いたときに大きな問題となります。
ちょっと難しい話になって来ましたのでこの辺にしておきます。

要するにスキーブーツのセッティングとはズバリ、この日本人の間違った行為、感覚を変えることなのです。
もしブーツの中で足関節の背屈が起きた場合、否応なく後傾姿勢となります。この後傾姿勢は意図して発生するのではなく機能解剖学的に発生しますので防ぎようがありません。
意思を持っても改善することは出来ませんので、ブーツの中の足部は斜面に滑り落ちる準備ができている状態にセッティングすること、これがスキーブーツのセッティングです。だから、スキーブーツを購入して頂く方々に施さなければいけない作業なのです。

2nd door by dencraftにおいては、楽しく、安心、安全にスキーをして頂くためにこのことを重点的に考えて、スキーブーツ販売価格(定価販売)の中に含めたサービスだと考えております。

インソールにつきましてもセミカスタムインソールの開発を進めてまいりましたのでセッティングしたブーツにプラスして販売(10,000円にて)致します。

多くの方々へサービス出来ますように「でんくらふと」とは別体制として取り組んで行きますので、宜しくお願い致します。
このサービスはテスト的ではありますが今年より実施しております。